2009年3月12日 (木)

不思議惑星 キン・ザ・ザ

不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD] DVD 不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]

販売元:キングレコード
発売日:2002/05/01
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1986年ロシアの作品。
名作です。
これに出会えてよかった(笑)クー!!

この前に見た「オーメン666」の出来が散々だったので口直しに見た作品。
ご機嫌は急回復ですよ。
だって、とってもおもしろい!!

ただし、これを面白いと思うには「ツボ」が要ります。
シュールなものがOKな人でないと無理でしょう。
例えばタランティーノの「グラインド・ハウス」なんかで爆笑できちゃう感じのひとならOKかな?


だって、もう意味わかんないですよ。

全ての小道具。
急な展開。
設定のありえなさ。
説明不足かと思えば、突然用語説明をはさんでくる親切さ。

ははは。
最高です。

何回笑ったか、思い出せません。

主人公のウラジーミルは、街角で「自分は宇宙人だ」と名乗る裸足の男性に出会います。
男の嘘だと思い「空間転移装置」に触れた瞬間、キン・ザ・ザ星雲のブリュク星にとばされてしまったウラジーミル(と、行きずりのゲデバン)2人は、その急な運命を受け入れつつ、地球に帰る道を模索しながら、ブリュクの人々と共に行動するのですが・・・。


というお話で。

ウラジーミルは、よく見るとダニエル・クレイグ似のいい男なのですが、
偉そう。態度が最初尊大で、何があっても動じず、冷静です。
そのくせ、最後の方では、異常なまでの人間臭さと善人ぶりを発揮するのが魅力的です。

バイオリン弾き、ことゲデバンは何だか弱弱しそうに見えて、口が悪い。
手癖が悪い。頭はいいけど、自分の置かれた立場をなかなか理解できずマズい行動ばかり。でも、これまた最後には妙な律儀さを発揮するイイヤツだったりします。


ブリュク星では、全ての会話が「クー」で成立。
唯一罵倒語のみが「キュー」であらわされます。

ブリュク星人は鼻に認識鈴をつけ、チャトル星人に「クー」の挨拶をしなければなりません。

腐敗した警察もどきの階級の人もいれば、赤ステテコ・黄ステテコを身につけることを許された高位の者もあり、その腐敗っぷりや上下関係の厳しさったらないです。

お金を稼ぐためにウラジーミル達が歌う歌のシュールさも涙ものです(ノω・、)

「ママ、ママどうしよう
 寒い冬がやってくる
 あったかいコートがないよ
 あったかい肌着がないよ
 ママ、ママ、どうしよう・・・」

ああ、シュールの極み・・・。


音楽もいいです。
ブリブリ、ブキュブキュいいます。
音楽、というよりは「音」ですね。
世界観にとてもマッチしてますよ。


全てが「カルトSF」と呼ばれる理由の一つであると思います。


ソビエト連邦崩壊直前にロシアで社会現象になったともいわれるこの映画。
西側への暗喩や共産主義をたたえるような感じの描写も多くありました。

特に最後のブリュク星人の言葉
「上下の無いような世界へどうする。何の目標も持てないのに」
というのが印象的でした。
でも、上下のない世界、愛する妻子のいる地球ーロシアに、彼らは帰ってしまうのですけれどね。


まぁ、背景はいろいろあるでしょうけれど
頭をからっぽにして、その「ありえねー」描写ぶりを笑いながら見るには最高です。

特に、あんなアホな展開なのに、エンディングは超ハートウォーミングでした。
オチもきれいにつきましたね。
何回でも見ていいな、という久しぶりのお気に入り作品でした。

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2009年3月 5日 (木)

羅生門

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販売元:角川エンタテインメント
発売日:2008/05/23
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バンテージ・ポイント」で消化不良だった心の内を、スッキリさせてくださいました。
さすが黒澤御大です。

これよ、これ、こーいうのんが見たかったのよ!!

「羅生門」というタイトルとは裏腹に、
内容は芥川好きなら誰もが知る「藪の中」です。

芥川の「羅生門」イメージで見始めると面くらいます。

あ~もう、すべてが素晴らしかったです。


まず、役者さんがすごい。
三船敏郎
粗暴で、でも情にあつそうな盗賊の多襄丸。息遣いがすぐそこで聞こえそうな熱演。


京マチ子の真砂もすごい。
目。
眼力のすごさ。
弱い女や強い女を演じ分け、最後の耳に残るけたたましい笑い声。


語り部となる羅生門前のおじさん達もすごい。
皆凄いよ~。

半世紀を経て、尚一層輝いて見える映画ですね。


山中で発見された一つの死体をめぐって、関係者の聴取が行われます。
関係者の主張はどれひとつとして同じものはなく、そのひとつひとつがピックアップされたお話なのです。

さてさて、印象的だったのは、終始静かな映画の中での激しい音楽。
ラヴェルのボレロを彷彿させるリズムの激しい、曲。
何か燃え上がるような生命力を感じさせる曲でして、それが物語の前半に深さや熱さを添えているように思います。

後半の雨の音。

人間とは自分に都合よく嘘をつくものだ。
いや、嘘ではないかもしれない。
「我々はありのままに世界を見ているのではなく、【我々のあるがままに】世界を見ているのだ」という、本のフレーズを思い出す、雨音でした。


結局、真相は「藪の中」です。
多分、利害関係のない状態で話された、最後の村人の話が一番客観的なものなのだと思います。でも、彼も「正義」ではないです。なぜなら、彼も「正しいこと」を最初から最後まで話していたわけではなく、またちゃっかり「おこぼれ」を頂いていたからです。

人間の心の奥の「自分でも見えない部分」が透けて見えるような作品です。
何度でも見たい。

きっと、見るタイミング、年齢など毎に感じること、変わってくるのでしょう。
それを楽しみたい作品なのです。

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2008年3月 9日 (日)

クイック アンド デッド

時代系に分類しちゃったけど、いいのかしら(笑
サム・ライミ監督、
シャロン・ストーン主演の西部劇です。


面白かったです!


ストーリーが西部劇で勧善懲悪的というか、復讐劇なんですね。
なので、ストーリーがすごく簡単。
なので、展開ではない部分に注目しながらじっくり楽しめる
私的には爽快な映画でした。


■■■

寂れた田舎町にやってきた女ガンマン、エレン(
シャロン・ストーン
町は、年に一度の早撃ち大会直前で活気づいていた。
彼女もイキオイでその大会に出場することに。
なぜなら、彼女がこの町にやってきた目的を果たすことにもなるから・・・。

町を牛耳る市長のヘロッズ(
ジーン・ハックマン
ヘロッズの息子キッド(
レオナルド・ディカプリオ
ヘロッズによってつれてこられたコート(
ラッセル・クロウ)は順当に勝ち上がり
その勝負の果てに、エレンの目的が明らかになる。

■■■


というお話でした。

シャロン・ストーン、カッコイイですね。
父の復讐の為に「女を捨てた」ようなガンマン(あれ?ガンウーマン?)ですが
ただひたすらに強がるのではなく、弱さを併せ持つというのがベタで、
でもそれを好演しています。スタイルは抜群で、えっちなカットもありです★


ラッセル・クロウもいい!
この頃は売れていなかったらしいのですが、
グラディエーターやシンデレラマンなんかでみせた
ハングリーでタフな強さではなく、悩める青年役がなかなかでした。
体も顔も細くて若いし、その中に「恩人を殺してしまった(殺させられた)苦悩」が
やはりちゃんとにじんでいます。


びっくりしたのが、
ディカプリオ
かわいー!!!!!!!!!!

こんなにかわいかったっけ?
この頃って、ルックス的に、最高の時期だったのではないかと思っちゃいました。
だってね、最近はすっかり大人っぽくなって貫禄をだそうとしてる感あるし
かわいいなんて評価できないですもの。
でも、文句なしにかわいい。

彼が演じるキッド役は、悪徳市長の息子に生まれ、
町の人には愛され、でも、肝心の父に認められない悔しさと、強がり、
そして若さゆえのイキオイ。色んなものがこもっているのですが、これもいい。


サム・ライミといえば私の中ではスパイダーマンシリーズなのですが
かれはこういう、人間の心の中の葛藤を描くのが好きなのかな?
なんて勝手に思いつつ見ていました。


この映画の中で完全悪として存在したへロッド(
ジーン・ハックマン)も
ほんまにほんまに悪いやつなんですけど、
自分の息子を手にかけたときの表情ときたら・・・。

ブラボーです!
さすが満州事変よりも昔に生まれただけのことはある!
同期がダスティン・ホフマンだというキャリアを積んでいるだけのことはある!


いや~、面白かったです。
キャストも良かったのが。
また機会があったらみたいかな。

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2006年12月11日 (月)

始皇帝暗殺

長かったです。166分ですって。3時間近いですね。
でも、飽きることなく見ることのできる映画でした。
でも、やっぱり長かった・・・。

1998年の日米仏中合作の映画だそうです。

コン・リー、きれいでしたね。
アジアンビューティーって感じです。
日本人にはない、シャープな美しさだなぁと思ってみてました。
日本人はちょっと愛嬌がある顔が美しく思うので、どんな美人さんでも「アジアンビューティ」っていう印象をもてないのは私だけでしょうか?
奔放で、意志の強い趙姫の気高さを感じる演技が素敵でした。


秦の始皇帝である政が中国を統一するまでの(する直前のというべきかな?)お話でした。
見ていて、あまりの漢字の多さにめまいがしつつ、眠気と闘いつつも、貧相な世界史の知識を総動員して立ち向かった私です。

最初、誰がドコの人でどんなバックボーンかをつかめるまでは結構大変でしたが、それからまた色々な秘密が明かされるにしたがって理解できるようになるし、それに伴ってストーリー展開も加速していくので面白い。面白いんですが、人間模様の切なさったらなかったです。


私自身は平和な現代日本に生まれてしまったので「人質」として育った、とか暗い影が全くないのですが、幼少時の暗い記憶ってこれほどにその人の人格形成に影響を及ぼすのかというのをしみじみ思いましたね。
燕丹はすっごく気性が激しく、個人的にはキライなタイプなんですが、長年の人質(と自分で思っている)生活でスレちゃったんだな、というところは同情してしまうし、秦政の「父王の宿題」への執着もすごい。父母を辱められた記憶は、天下統一まで癒えなかったんじゃないかな。


印象に残った場面は勿論、

冒頭ですよね。
ケイカの孤独の原点となる悲しいエピソード。

それから、

政が自分の出生の秘密を明かされる場面。
自分の出生の秘密を知ってしまった政が、宰相に詰め寄る場面。
そこでの「名乗りあえない父と子」の駆け引きのようなものが、悲しくて悲しくて・・・たった一言「父ではない」と嘘をつくこともできず、息子の立場を危うくもできず死を選ぶ父の姿が本当に悲しくって。(この宰相役って監督さんですよね?最後のテロップでチェン・カイコーって書いてあったから・・・。一番オイシイ役で出演とは・・・)


何か強い力を手に入れようと思ったら、相応の対価が必要なんですよね。
手に入れることが幸せだとは言い切れないんですよね。

ケイカは孤独だったけれど、最後は幸せもちょっぴり感じて死ねたと思うんですね。
その点 政は父を失い、愛する人や友を失い、名宰相を失い・・・。
国を手に入れた後の孤独感は、勿論自分が招いたとはいえ推してしるべし。


そうなんだよね、
毎日高級ステーキを食べてたら、それが「普通」になった時、もっといいもの食べなきゃいけなくなっちゃうものね。そうやって上ばかり向いてたら、幸せがどんどん減ってきちゃう気がします。

たまに食べて「う~ん幸せ★」って幸せを何十倍にも増幅できる今の方が幸せだよな、きっと、なんて思ってみたりして。


私事ですが、この半年ほど独学で中国語を勉強してるので
テロップが読めたり、聞き取りもできる部分が結構あったりして凄くうれしかったな。
中国映画、積極的に見よう。
まぁ、勉強中なのは北京語なので、広東語ばかりの中国映画ではだめなんですけど。


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2006年9月10日 (日)

トロイ

コレを書く前に某レビューで皆さんの意見をチェックするのですが、
エンディングへの不満を書かれてる人も少なくありませんでした。

私的には、
原作ホメロスの「トロイの木馬」の話に、中途半端に似せたこと
(正確に言うと、ポイントポイントのみ忠実にしたこと)がこれらのレビューを生んだの
ではないかな?と分析したのですが、エンディングは予想通りのエンディングで
私には不満足なものではありませんでした。

それよりも、冒頭の雰囲気とかキャスティングの方が
「大丈夫かな??」
って感じだったのですが
(ブラピと雰囲気があうのかな?美人だけど華のないオーリーは大丈夫?みたいな・・・)
その気持ちを忘れさせてくれる程度にストーリーに引き込んでくれたので、
まぁ悪くない映画、というカンジでした。


個人的な不満を言えば、
中途半端に「感動的」要素を盛り込んだようなところが鼻についたくらいです。
別にそんな感動エピソード要らないから、メインに集中して欲しい!みたいな・・・。


内容は、トロイの王子パリスが、本気だとうそぶきつつも他人の嫁に横恋慕して
勝手に自国に連れて帰ったため、怒った夫が「連れ帰る」を口実に「ついでに
領土も頂き!!」とトロイにギリシャ軍何万を率いて攻め込む。
・・・という話です。で、そのギリシャ軍と一緒に縁あって闘ったのが
無敵の戦士、ブラット・ピット扮するアキレスだったということです。


出てくる女性も、美人といえば美人さんだったけど、
パッとしないというか・・・


アキレスの友人的に出てくる、他国の王ショーン・ビーンが1番輝いていたように
思います。最近このひとが気になるということもあるのですが、中々味があって
好ましかった。

あと、エリック・バナも好演でしたね。
コレに関しては、本当に多くの方が言われているのでさらっとしか触れませんが、
本当にいい。
ダメな弟を守ろうとする潔さ、国の為に命を賭す熱さ、家族を守る優しさ・・・
いろいろなものを抱え込んで、あだ討ちで殺されてしまった、結構オイシイ役。
ブラックホークダウンの中の、あまり私的に印象的でなかったキャラとは大違いです。
あの時はついついハゲのオーリーに目を奪われてしまって・・・。
あ、印象薄かったのは私のせいか・・・(´Д⊂
ハルクの主演??あ・・・う~ん、そういえばそんな気も・・・。
う~~~ん・・・。
ハルク自体結構記憶に薄・・・。


というわけで、
スペクタクルとしてはまぁまぁ良くって、
未だ見ていない「アレキサンダー」の酷評っぷりに比べると、好意的なレビューも多く
きっといい映画なんだと思います。
半信半疑な私が引き込まれたのには、エリック・バナとブラピの力が大きかったんだと
思うし、古代叙事詩系が好きな人にはお勧めです。

でもでも、

私の中の金字塔

十戒 と ベン・ハーに比べると、どうにもこうにもまだまだのような気がして、
素晴らしかった~って手放しでは書けないんですよね・・・。
やはり、手作りの迫力にかなうものはない、というアナログな私なのでゴメンナサイです。





ブラッド・ピット/トロイ(1枚組)

ブラッド・ピット/トロイ(1枚組)

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2006年2月15日 (水)

七人の侍

見たことなかったんです・・・。

映画好きを自称してるのに・・・。

仕事してた頃は いつも疲れ気味で 軽いのばっか見てたし・・・。

すごい映画ですね。

ほんとうに

「世界の黒澤」なんだ、って、感動しました。

いろんなヒトが、もう語りつくしてるんだろうけど、

ぷりしらがまず思ったのは、~~熱気(`△´)~~!!

七人の侍

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2006年1月27日 (金)

ノアズ アーク

タイトルとおり「NOAHS ARK」。ノアの箱舟の話。

最初にテロップが出て「脚色してあるので」なんて言い訳がしてある。

にも関わらず、ネットで「原作と違う!馬鹿にしてる!」なんて

こきおろされたりもしてる。

私自身の感想は まずまずでしたけど・・・。

まず、俳優さんがなかなかよい。有名らしいです。

ノア役の ジョン・ボイト

その妻のメアリー・スティーンバーゲン(バックトゥーザフューチャーⅢの!)

も味があってよかったし、やっぱり光ってたのが

謎の商人役の ジェームス・コバーン。

話の進捗には全く関係ない とってつけたような存在だったけど。

あと、凄く 物事寓話的に 対比的に描いてあって

「流石 一神教!流石 物事善悪でしか考えられない人たち!」

・・・かな?

まず滅びたソドムとゴモラの人々は「悪」。

救われたのに自らの愚かさで死んだロトの妻は「妬み」

救われた後に 生きていく為に人殺しの道を選んだロトは

「善から悪に落ちていくひと」

善として箱舟にのりながらも 気がふれるようになっていったノアの一家も

「完全善の存在」ではない。

漂流生活の中で徐々におかしくなっていく(白塗りのメアリーは見もの)

ノアは神に救いを求めるけれど 救われない事を知って 踊りを踊る。

それを観て「人間も完全善にはなり得ないが 進歩していく術を持つ」と感じた?

神の人間臭さまでが、

自分が「完全ではない」という神が、また象徴的。

(ま、笑っちゃったけどね。そんな神いないって)

そのくらい人間臭さと余力を残しておかないと、

きっとみんな見ちゃおれんから 救いの一つとして

そんな神の設定にしたのかな?

だってさ、そこまで善悪シビアなくせに 世の中殺戮の積み重ねの歴史。

誰もが胸痛くなる場面が 一箇所はあるはずなんだもの。

私は ロトの妻が印象的だったの。

「町が燃える。気取った金持ちの家も燃える!何故振り返ってはいけないの?

私を笑ったあいつらが燃えているところを 見ることができないじゃないの!!」

私は 彼女を笑えるくらい聡明だろうか。

いや、笑ったらその時点で 彼女と同列。

胸が痛い。

ノアズ・アーク

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2006年1月19日 (木)

キングダム オブ ヘブン

オーリーかっこいい☆

時代物なので、小物類のデザインもよかったな。十字軍からむから

色んなところに十字があって 画面がおしゃれです。

世界史では「サラディン」はエルサレム帝国を建設しようとしたひと

・・・という一行だけで終わるのでなかなか興味深いのですが・・・。

音楽や画面の雰囲気なんかは 指輪物語とかぶっちゃうのでインパクト薄。

リドリー・スコットはグラディエーターとかエイリアンらしいのですが、

今回はどうだったのでしょうか?

キレイだったけどね。

シビラ王女が「完璧な騎士なんていないわ」って言って、それに応えず

無言で立ち去る主人公は 完璧であろうとし、

自分を暗殺しようとしたひとを庇い、

それはまさに「騎士道」

この時代1190年ごろ(第3回十字軍)から宗教騎士団ができたそうです。

ヨハネ騎士団・テンプル騎士団などだね。

騎士とは高潔であれ。

それを地で生きようとするかんじの主人公はとにかくgoodでした。

他の登場人物が汚かったので、余計にね。

あ、王がらい病だったということも、時代的に

「信仰不足」とか「行いが悪い」っていわれてた時代に

マッチしててよかったね。

「友よ、君の名誉ある行いは まだ見ぬ敵にも伝わるだろう」

かぁ・・・。

キングダム・オブ・ヘブン(初回限定生産)

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2006年1月12日 (木)

ロード トゥ ヘブン

アンジョリーナがでているというので、観てみたよ。

トゥームレイダー以来「タフな女」というイメージが強かったけど、

実に繊細な女性を演じてて、ビックリした。

南部を開拓してたアメリカの、奴隷解放直前の物語。

実父を失って 賢く強い義父母に育てられつつも、

環境の中で彼らに嫌悪感を覚えつつ

成長するリベラルに育っていくフィミと、幼馴染のジョージア。

ジョージアは先住民の祖母を持つことを気にしつつ、隠しつつ、

でも、郷愁を覚えつつ、繊細に育っていく・・・。これがアンジョリーナ。

幼くして離れた二人が、再開、嫌悪、そして理解しあって、

2人が中心となって女性の参政権を獲得していく為の演説をうつラストは感動的。

フィミの養父バートレットが蛇にかまれ死んでいるのを発見したとき

養母のサラが「飛び交う矢の中で死ぬと思ってた・・・」と言葉を失っていたのが

すごく印象的だった。

戦うには、理由がある。

いつでも生と死はそこにある。

その中で、強く生きようとした女性達の物語。

三つ編みにひらひらぼうしのアンジョリーは似合ってなかったような・・・

でも、死産を見て「出産なんてしない!」って叫んじゃったり、

情緒不安定になったり、

そこから家族のために強くなったり。

歴史の陰には、絶対、強くて賢い女性がいる。

みんな始まりは等身大だもの。

私も、強くなっていこう。

自分と、愛するものを守っていく為に。

そう思えた自分が、いました。

なかなか良かった。

ロード・トゥ・ヘブン

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