不思議惑星 キン・ザ・ザ
販売元:キングレコード![不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD] 不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/516KNCQDNNL._SL160_.jpg)
![]()
不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]
発売日:2002/05/01
Amazon.co.jpで詳細を確認する
1986年ロシアの作品。
名作です。
これに出会えてよかった(笑)クー!!
この前に見た「オーメン666」の出来が散々だったので口直しに見た作品。
ご機嫌は急回復ですよ。
だって、とってもおもしろい!!
ただし、これを面白いと思うには「ツボ」が要ります。
シュールなものがOKな人でないと無理でしょう。
例えばタランティーノの「グラインド・ハウス」なんかで爆笑できちゃう感じのひとならOKかな?
だって、もう意味わかんないですよ。
全ての小道具。
急な展開。
設定のありえなさ。
説明不足かと思えば、突然用語説明をはさんでくる親切さ。
ははは。
最高です。
何回笑ったか、思い出せません。
主人公のウラジーミルは、街角で「自分は宇宙人だ」と名乗る裸足の男性に出会います。
男の嘘だと思い「空間転移装置」に触れた瞬間、キン・ザ・ザ星雲のブリュク星にとばされてしまったウラジーミル(と、行きずりのゲデバン)2人は、その急な運命を受け入れつつ、地球に帰る道を模索しながら、ブリュクの人々と共に行動するのですが・・・。
というお話で。
ウラジーミルは、よく見るとダニエル・クレイグ似のいい男なのですが、
偉そう。態度が最初尊大で、何があっても動じず、冷静です。
そのくせ、最後の方では、異常なまでの人間臭さと善人ぶりを発揮するのが魅力的です。
バイオリン弾き、ことゲデバンは何だか弱弱しそうに見えて、口が悪い。
手癖が悪い。頭はいいけど、自分の置かれた立場をなかなか理解できずマズい行動ばかり。でも、これまた最後には妙な律儀さを発揮するイイヤツだったりします。
ブリュク星では、全ての会話が「クー」で成立。
唯一罵倒語のみが「キュー」であらわされます。
ブリュク星人は鼻に認識鈴をつけ、チャトル星人に「クー」の挨拶をしなければなりません。
腐敗した警察もどきの階級の人もいれば、赤ステテコ・黄ステテコを身につけることを許された高位の者もあり、その腐敗っぷりや上下関係の厳しさったらないです。
お金を稼ぐためにウラジーミル達が歌う歌のシュールさも涙ものです(ノω・、)
「ママ、ママどうしよう
寒い冬がやってくる
あったかいコートがないよ
あったかい肌着がないよ
ママ、ママ、どうしよう・・・」
ああ、シュールの極み・・・。
音楽もいいです。
ブリブリ、ブキュブキュいいます。
音楽、というよりは「音」ですね。
世界観にとてもマッチしてますよ。
全てが「カルトSF」と呼ばれる理由の一つであると思います。
ソビエト連邦崩壊直前にロシアで社会現象になったともいわれるこの映画。
西側への暗喩や共産主義をたたえるような感じの描写も多くありました。
特に最後のブリュク星人の言葉
「上下の無いような世界へどうする。何の目標も持てないのに」
というのが印象的でした。
でも、上下のない世界、愛する妻子のいる地球ーロシアに、彼らは帰ってしまうのですけれどね。
まぁ、背景はいろいろあるでしょうけれど
頭をからっぽにして、その「ありえねー」描写ぶりを笑いながら見るには最高です。
特に、あんなアホな展開なのに、エンディングは超ハートウォーミングでした。
オチもきれいにつきましたね。
何回でも見ていいな、という久しぶりのお気に入り作品でした。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

![オーメン (特別編) [DVD] オーメン (特別編) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/518GBOxEH%2BL._SL160_.jpg)
![「28日後...×28週後...」感染ダブルパック [DVD] 「28日後...×28週後...」感染ダブルパック [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51wZAAVQEyL._SL160_.jpg)

最近のコメント